住宅性能に優れたツーバイフォー住宅
火災保険・地震保険について
保険の保険料が決まる指標には、「 T構造 」(耐火構造)と、「 H構造 」(非耐火構造)という住宅構造の区分があります。 T構造の区分として、耐火建築物や省令準耐火建築物などの指定があり、これらT構造に含まれない建物の種別が、H構造に区分されていて、ツーバイフォー住宅は「T構造」、一般的な在来木造住宅は「H構造」となります。
T構造の具体例 | H構造の具体例 |
・2×4工法の建物 ・鉄筋コンクリート造の建物 ・鉄骨造の建物 ・プレハブ住宅 | ・在来木造建物 |
ツーバイフィー住宅と一般木造住宅の保険料を比較してみましょう!
- 建物保険金額 1,500万円 保険期間の10年分一括払い
- 地震保険金額 750万円 保険期間の 5年分一括払い
- 補償内容 ①火災・落雷・破裂・爆発 ②風災・雹(ひょう)災・雪災 ③水ぬれ ④盗難 ⑤水災 ⑥破損・汚損等
| ツーバイフォー住宅 | 在来工法の木造住宅 |
火災保険料 | 109,040円 | 223,750円 |
地震保険料 | 33,230円 | 61,200円 |
火災保険の期間が10年間に対し、地震保険の期間が5年間のため、それぞれの保険期間を35年間に計算し直すと . . . 。
| ツーバイフォー住宅 | 在来工法の木造住宅 |
火災保険料 | 109,040円 ×3.5 = 381,640円 | 223,750円 ×3.5 = 683,125円 |
地震保険料 | 33,230円 ×7 = 232,610円 | 61,200円 ×7 = 428,400円 |
合計の保険料 | 614,250円 | 1,111,525円 |
(木造住宅 1,111,525円)-(ツーバイフォー住宅 614,250)= 差額 497,275円
なんと . . . 火災保険料と地震保険料の合計差額は、約50万円!
ツーバイフォー工法の保険料は、 在来工法の木造住宅の半額です!
そもそもツーバイフォー工法って?
ツーバイフォー工法のメリット
耐震性
床・壁・屋根が一体となった六面体モノコック構造のツーバイフォー住宅は、地震の揺れを6面体の建物全体で受け止めて力を分散させます。 地震力が一部分に集中することがないため倒壊・損傷がなく、地震に対して抜群の強さを発揮します。
耐風性
ツーバイフォー住宅の屋根は強風に対して、優れた強度を備えています。台風以上に強烈なハリケーンが襲う北米で生まれただけに、強風に備える独自の「ハリケーンタイ」と呼ばれるあおり止め金具を使用します。 屋根のたる木と外壁をがっちりと連結し、強風でも屋根が吹き飛ばされないようにします。
耐火性
ツーバイフォー住宅の場合、火の通り道となる床や壁の内側において、枠組材などがファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断し、上階へ火が燃え広がるのをくい止めます。 また床や壁の内部構造は、防火区画がいくつもつくられているのと同じ状態で、この一つひとつの区画によって火の進行はさらに遅くなります。 このように2重3重の防火機能をもつ「ファイヤーストップ構造」によって、ツーバイフォー住宅は初期消火の可能性が高く、火災時の被害を最小限に抑えます。
高気密高断熱
パネルを組み合わせる構造のため、隙間ができにくい作りとなっていますので、高気密のお家を作ることができます。 また外壁に断熱材を充填する場合を考えても、柱や筋交いなどを複雑に工作している在来工法よりも、枠に合板が貼られているツーバイフォーのパネルの方が、効率良く断熱材を詰めることができます。
工期短縮
在来工法は大工、職人による手作業の割合が多いため工期が長くなりがちですが、ツーバイフォー工法においてはシステム化が進んでいて分業がしやすいので建築前に材料を大量生産し、それを建築現場で組み立てる方式で工事施工するのが一般的です。そのため、工期が短くなることが多いです。
火災保険料・地震保険料
省令準耐火構造の住宅は防火性・耐火性に優れているため木造でありながら火災保険料や、地震保険料が一般木造住宅に比べ、約半分程度と割安です。 在来の木造軸組工法で省令準耐火の住宅を建築するためには、多くの場合特別な設計・施工が必要になりますが、ツーバイフォー工法で住宅を建築する場合、その優れた基本性能と独自の構造のためほとんどが特別な設計・施工をすることなく省令準耐火になります。